ドタバタな日常
□三日目〜銀八先生とＨＲ〜
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まぁ、席に着いたからといって静かにするわけがないのが高校生だ
職員室に行った神楽達ー保健室に行った土方、沖田も席に着いていた
あ…！！！！！
ちなみに神威の席は、廊下側の一番後ろである
紹介するの忘れた☆ﾃﾍﾍﾟﾛ
えと…隣の神楽と雑談していたら
「早奈英〜暇でさァ。なんかしろィ」
斜め前の沖田が、体を捻らせ話しかけてきた
「いや…なんかしろってなんだよ。なにその無責任な発言」
突っ込むと神楽が沖田にメンチをきる
神楽は、何故か沖田とも仲が悪い
どんだけ、仲悪いやつ多いんだ
だから、この席になってから毎朝喧嘩をしている
しかも、今日は神威とも喧嘩しかけているから最悪だ
「…おい、サド。何早奈英に気安く話しかけているアルかアァン？今、早奈英は私と取り込み中アル邪魔すんじゃないネ」
神楽は沖田のことをサドと呼んでいる
この呼び方は納得できる
「んだコラ。早奈英はオメェぇだけのもんじゃねェだろィ。取り込み中っつっても、ろくな話してねェだろクソチャイナ」
沖田は神楽のことをチャイナと呼んでいる
まぁ、これも納得できる
またいつもの如く喧嘩を始めた二人
ちなみに、この喧嘩は止めない
この二人だとせいぜい殴りあいくらいだ
神威と喧嘩するよりは、少ない被害ですむ
俺は、話す相手がいなくなり…チラッと窓の外を見る
この時間だから、登校してくる生徒はほとんどいない
グラウンドはひっそりと静まり返っている
暇だ
前の土方を弄ろうかと思ってみたが
コイツはクソ真面目だからな、一応誰とも喋っていない
ズリュズリュという音はするけど
話しかけても無視されるだろう
うん
なんて思ってたら
「このサドォォォ！！！！！！！」
「チャイナァァァ！！！！！！！」
殴りあい………Start
「お妙さァァァァァん！！この近藤勲…復活しましたァァァァァ」
「一生寝込んでろォォォォォこのゴリラストーカァァァァァァァァ」
「ぐほぉ…！！」
保健室から、戻ってきたらしいゴリラがまた妙に制裁をくだされている
しかも、今度は一発じゃなくて
倒れたゴリラの上に馬乗りになって、ビンタの如く顔を殴っている
「僕のお妙ちゃんがゴリラのせいで汚れた僕のお妙ちゃんがゴリラのせいで汚れた僕の…」
と、ボソボソと言っている九兵衛
九兵衛は、妙が大好きなんだ
すると、それに便乗したようにクラス中が騒ぎの渦に包まれる
さっきとは、比べ物にならないくらい五月蝿い
土方からは、相変わらずズリュズリュ聞こえるが
そこに、神楽と喧嘩している沖田が手元を狂わせたフリをして
土方にコンパスの針が出ている方を投げ…スパーキングッ！！
殺気を感じた土方は、ギリギリよける
「おわっ…!!!!」
まだ状況を理解してない土方
「すいやせェ〜ん土方さん。手元が狂いやした」
一応、謝っているがニヤッと口角が上がったことにより、土方にも怒りの火がついた
「そうか…じゃあ俺も手元が狂ったぜッ!!」
と言って、コンパスを投げ返す
それをひょいっと避けた沖田を
「待てコラァ!!!!!!」
と、追いかけ始めた
神楽は神楽で、今度はヅラを弄りに行った
ときたま「リーダー何度言ったら分かるんだ!!ヅラじゃない桂だ」と聞こえるのはそのせいだ
ヅラは、何故か神楽のことをリーダーと呼ぶ
すると、教室が騒がしい中…廊下からペッタペッタと安物のサンダルの音がする
きたな
アイツが
けど、みんなは騒いでて全く気付いていない
段々、足音が近づいてくる
そして、ついに…その人物が教室のドアを
ガラガラと開けた