ドタバタな日常
□七日目〜勉強合宿の班〜
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ってアレ…?
何コレ、簡単なんだけど
俺の率直な感想
このテストは国語
銀八は国語で点数狙うつもりなのか
簡単だな、マジで
そして、あっという間に解き終わる
ちょっとコレ…みんなも解けるんじゃ?
と、思って回りを見渡すと
「ん〜分からないアルゥ」
神楽が唸る
「何コレ。大学レベル?」
神威が静かにキレる
「……………分かんね」
鉛筆が止まっている高杉に
「拷問は、鞭とか鼻フックとか●●●とか…」
と、ドS全開の沖田
「マヨネーズは卵と油と…」
何故かマヨネーズの作り方を書いているらしい土方
他のみんなも、訳わかんないことを書いている
アホなんだ、やっぱり
改めてそう思った
今はテストを回収され銀八が採点をしている
=暇
自然と雑談タイムに入る
俺は、ここに来るまでの出来事を話していた
「本当さぁ…マジどうするぅ!?」
愚痴の矛先は、勿論高杉と神威に向いている
「そりゃぁ災難だったなァ」
高杉がどうでも良さげな返事をする
「オイ、俺が某芸人のネタパクってんのに気づけや」
「そこなんだ…」
神威が言う
「あったりまえだろ!!もう一回言うから高杉ツッコめよ」
「…俺?」
「マジどうするぅ!?」
「どうもしねェよ」
「………マジどうするぅ!?」
「いや、どうするって言われても」
「どうするぅ!?どうするぅ!?どうするぅ!?どうするぅ!?」
高杉、無視
「反応しろよォォォォ!!!頼むから、メンズナックルに憧れろよォォォォ!!!!!!!!!!300円あげるから!!」
「300円じゃ動かねェよ」
「…(´-ω-`)」
「ぅゎ…その顔、なんか嫌だ」
「神威!お前まで冷たい!!ドン引きすんじゃねェェェェ」
ったく、ふざけんなよ
机に肘をつき顔を乗せる
「けど、気になるな。その執事っぽい奴ってのはァ」
今さらな話題を高杉が言う
「あ?どこがだよ??」
機嫌が悪い俺は自然と喧嘩口調になる
「ソイツ…俺の勘が正しければ、相当面倒な奴かもしれねェ」
「それ…どういうことだ??」
ちょっと興味が湧いてきた
「あ、もしかして…アイツ?」
神威が思いついたように高杉に聞く
「多分…な」
何故か通じ合っている二人
「え?何二人だけ分かってんだよ!ずりぃよ!!」
なんていう俺の声が聞こえないのか、敢えて無視してるのか
「へぇ〜まさかこんな所で会えるとはね。うずうずしてきたよ」
神威が骨を鳴らす
「あァ…。ククッ、楽しみだなァ」
高杉が獣の目になる
あ、コイツらヤバいわ
「オイ!!土方と沖田!コイツらから絶対に目離すんじゃねェぞ!!」
「あ、ああ」
「分かってまさァ」
そんな返事を他所に俺は執事っぽい奴の正体を考えていた