タイバニ

□かわいいうさぎはおすきですか?
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…なにこれ可愛いい

最初に思ったことがソレだった

眼の前にいるうさ(ゲフンゲフン

バニーこと、バーナビー・ブルックス・Jr

あだ名から見てウサギっぽい可愛らしい人なのだろうか、というのは

全くの間違いで

二重人格かのようにTVやファンの前と普段の態度が違う

嫌なやつである

「なに人の顔をジロジロと見てるんですか、気持ち悪い」

「うわー…今のあんたの状態でそんな事言われてもなんだか癒される…」

「は?頭でもイカれたんですか?」

「アレだよね、ソウイウ悪口ってさスイカに塩みたいな?ちょっとした味付けでグッと違うみたいな?」

普段はムキになって突っかかるのだがいかんせんそういう気がしない

なんで突っかからないのかというと


「笑えばいいじゃないですか、こんな…」

「ウサギちゃんのフワフワな耳にもれなくしっぽまでついてるのにって?」

そうなのだ、彼、バーナビーこと

バニーちゃんの頭とおしりには

ふさふさと触り心地のよさそうな

耳と尻尾がついていらっしゃる

しかも色はピンクで

原因はNEXTによるものだと考えられる

先日あった事件の相手でバーナビー

あ、なんか長いから以降バニーで表記するが、(ちょうどいいしウサ耳プフッ)

は青く光った状態

つまり能力の発動した状態のの犯人に触られたがなにも起きず

そのまま確保された、確か犯人は「くくく、コレでKOHもおしまいだ、」

とか言ってたけどこんなことになるなんてプフッ

「ニュウ…なに笑ってるんですか?捻り上げますよ」

黒いものがバックに見えるけどウサ耳が可愛くてなんというか迫力がない

「怖いけどそのカッコで言われてもっプフッ」

だめだ、お腹痛い…

「わかりました。歯を食いしばっててくださいね?」

「いいじゃん可愛いんだから、結構好きだよ?ウサ耳プフッ」

「ウサ耳って言うたびに笑うのやめてくれません?」

耳が赤い…あ〜〜可愛い!

「ごめんごめんwwww」

「反省してませんね…」

「もう、機嫌直してよっ」

と頭をポフポフと撫でると

耳がぴくって動いた

「すごっ!」

「なにがですか?」

「コレ本物なんだ!動いた!」

「相変わらずあなたは馬のつく鹿ですね」

「バニーちゃんは耳のついた兎さんだね」

「…」

あ、やばい、マジギレ寸前だ

「だ、大丈夫だよ似合ってるし…」

「さっきも言ってました」

「あ、えと…ほら!帽子をかぶれば大丈夫…」

じゃなかったぁ!

思ったよりも耳の弾力があって防止を弾き飛ばしてしまった…

「えと…」

「もういいです今日は仕事キャンセルにしますので」

「でも戻んなかったらどうするの?」

「その時はその時ですよ」

「開き直った…あ、でも虎徹さんには言ったほうがいいですよ」

「そうですね…」


「…虎徹さん爆笑だったね…。」

もうなに言ってるかわかんないくらい笑い転げてた

「…」

「?バーナビー?」

「ニュウ…」

「なに?」

「しってますか?」

「?」

「ウサギってさみしがりやなんですよ」

「あぁよくいうね…え?寂しいの?」

「あぁ馬鹿でも分かるんですね」

「なにげ貶めたなこの。」

「冗談ですよ。今日そばにいてくれませんか?」

「寂しいんじゃん」

「何かあったら大変ですし」

「…今度バーナビーのおごりで」

「時間の合うときに」

「いいよ」

「それじゃ寝ましょうか」

「…え?」

「僕この間から頭がムズムズして眠れてないんですよ」

「え?生えてきた感あったの?」

「昨日まではなかったんですけどね」

「へんだね、」

「そうですね」


「マジで寝るの?」

「なんで嘘付く必要あるんですか。」

「いや、こんな中途半端な時間に…」

「二度寝すればいいじゃないですか。貴女もオフなんでしょ?」

「そうだけど」


「はぁしょうがない、寝ればいいんでしょ寝ればその代わりにデザートも付けてよね」


「了解しました」


おやすみ

ここだけの話、
斉藤さんに虎徹さんが頼んで作ってもらった
本物そっくりの偽物の耳を没収して、
ふと、彼女をからかうのに良いのではと思って
都合のいい展開に持っていっただけ、というのはないしょである

「可愛いのはどっちですか…」

そうふっと笑って耳を隠して彼女を抱きしめて幸せだなぁとあったかい気持ちになったのもないしょ…


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