異世界に堕ちて

□モリ×ブキ×試験?なにそれ美味しいの
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今は授業中、さっきまでぼーっと空を見ながら

『昨日作ってた手のひら大から飛び出てでかくなっちゃうぞっ☆彡ライフルを作りたい』

と思ってたら

「こら高杉ボーっとするな!」

って怒られたから

「うっせぇなハゲ、ヅラむしりとるぞ」

っていったら

先生が隅っこのほうで体育座りして泣き始めたので


帰った。


どうせ六時間目だし

先生うざいし、キモいし、ハゲだし

いいかなって

それよりも早く完成させなきゃなー

手のひら大から飛び出てでかくなっちゃうぞっ☆彡ライフル…

あと、この間作ってたチャックだらけのパーカーと強化インナーと鉄底ブーツと

あーー考えるだけでも楽しいなー

あんな将来になっても使わない無駄なことじゃなくて

こっちのほうが楽しいし…

もう考え事してるだけで家に帰れるくらい楽しい

と考えながら

「ただいまー」

と周りの家よりちょっと(かなり)大きい自宅に帰って

「おぉテラおかえり」

と相棒の 鷹栖 (たかす)に言われて

「アレ売れた?」

「あぁバッチシだ」

と日々の何気ない(と本人は思っている)会話をして

「じゃあ新しいの作るのにこもるから」

「了解今日はラーメンだぞ」

「え?5日連続なんだけど」

「大丈夫だ今日はとんこつだから」

「ソウイウ問題じゃないと思うけど」

「気にすんな」

さっき考えてた発明を作りに(研究室とかしている)自室にこもると伝えれば

醤油、味噌、塩、つけダレ、に続く本日五日目の夕食ラーメン宣言がくだされた

気にすんなじゃねぇよ馬鹿

朝は食べないし、昼は購買で売れ残ったソバばっかりだし

ってことはほとんど毎日麺類じゃん…OTL

まぁ隠してある野菜ジュースを飲めばなんとかなるかと考えながら

自室とかいて研究室とも読める部屋で

黙々と強化インナーとやたらとチャックが多いパーカーとその他を作った


「できた…」ズルル

ラーメンをすすりながら出来たチャックがやたらと多いパーカーとその他をみる


まず目から下までの顔半分を隠せるぐらい首元がぶかっとしてるタートルネックと



前の方にチャックそして両肩に外せる感じのチャックそれに加えて、



腰辺りになんかジャージのズボンの裾みたいな感じにできるチャックを付けた



軽い銃弾ぐらいなら貫通するかしないかくらいの強度のパーカー(フード付き)と



仕上げに強化インナーの余った生地とそこら辺にあったスカートをあわせた強化スカートと



要らないウエストポーチのベルトに強化インナーの布をあわせて



ついでに「キーホルダーサイズからでかくなる武器百選★」の威力TOP5を



その名のとおりキーホルダーみたいにつけといた



あと超剛金でできた底の側面にチャックの付いたシークレットブーツっと

おっしこれぞ完全防備

「あ、コレ商品化できねぇ」

着てみて思ったことをポロリと口に出すと

「なんでですか?」

「うぉっ?!」

どこから生えた?! ←

「ノックしても返事がないので入っちゃいました」

生えたんじゃないのか…チッ←

「入っちゃいましたって…」

と言いながら

相変わらずゴチャゴチャしてますなーと呟く鷹栖をみる

「で、なんでですか?」

「え?」

「あーっと…なんで商品化できないんですか?」

「自分にあわせて作ったから…」

「だから?」

「胸が…」

「あーテラみたいな貧乳そうそういませんもんね」

「すいませんねペチャで」

「ホントですよ」


ズガンッ

「言葉には気をつけろよ?」

「あー怖い怖い事実を言っただけなのにねぇ」ボソッ

「あぁん?」

「サーセン」

「まぁいい、」

「よしっ」

「なんか言ったか?」

「いえ」

「よし…外出してくる」

「もう遅いですよ明日に…」

「アイスが食べたいから」

「そんな理由ですか」

「そんなとは何だそんなとは」

「じゃあ僕が買ってきますよ」

「お前抹茶アイスしか買わねえだろーが」

「抹茶アイスのどこが悪いんですか?!」

「今日はココナッツの気分なんだよ!!」

「はぁ?!やっぱり抹茶でしょう?!」

「だから一人で行くっつてんだよ!!」

「もういいです勝手に行ってください後で抹茶にすればよかったって言っても買いませんからね!!」

「お前のその抹茶への執着心は一体なんなんだ」

「執着心じゃありません!」

「だからなんなんだ!!」

「愛です」

「アイスだけにか…」ボソッ

「はい」

「認めちゃった…」


こうして鷹栖への悪態をつきながら

自分で作った強化服と殺人兵器を着用して

アイスを買いに行った

その後、高杉テラは大型トラックがつってこんできて


死んだ。

といっても本人は自分が死んだ原因を頭のガードが甘かったからと決め、改善点を見つけ

自分の心音が止まるシーンを幽霊として目撃し

その後、泣きはらしてラーメンも食べずぼーっとしている鷹栖を貫通したりして遊び倒して

鷹栖が自分のために頑張るぞって立ち直って

飽きて来た頃

幽霊なのに死んでて眠くすらならないはずなのに

寝た。

これがすべての旅の始まりともしらずに
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