ホエ面かかせてやる。

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「おい、何でアマイモンなんかがここに入ってきてんだ。」

「さぁ、仕事の続きをしなくてはいけないのでここらへんで失礼しますね。」

「てめえ大問題だぞ!! お前ぐらいしか考えられねえんだからな!」


既に玄関の鍵で扉を開け後は出るだけの状態のメフィストに頭に血が上る海斗。だが直後に怒りから呆れに変わりため息を吐く。怒っているのが馬鹿らしくなってしまったのだ。何を言っても返してくれなさそうなのでアマイモンの件にしては違う機会に聞くことにしようと決める。


「それでは失礼します☆」

「…飯、まあまあうまかったぜ。」

「! ではまた作りに来ますね。」

「いや、もう来なくていい。」

「えっ。」


ショックを受けているメフィストを足で蹴ってドアを閉める。静けさが戻ってきた空間に安心して着替えようと寝室へ戻る海斗。どっと疲れながらも甚平に手をかける。その顔はにやりと口元が上がっていた。


「聖騎士目指してみようかなー…なんて。」


砂漠のような暑さで今日も始まる。
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