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□夢  BUNNY side
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―――シュテルンビルト市民の皆さん、お待たせしました。幸せ絶頂にいる人気ヒーローコンビ、タイガー&バーナビーの登場です!

―――ご結婚おめでとうございます。今のお気持はいかがですか?
「ありがとうございます。今は本当に幸せです。」
「俺も、同じ気持ちです。」

―――2人はいつからお付き合いなさっていたんですか?
「確か1年ぐらい前からだったよな?」
「えぇ、そうですね。」

―――お付き合いのきっかけは何だったんですか?
「タイガーさんに告白されました・・・・・・僕もずっと彼が好きだったので、本当に嬉しかったです。」
「気づいたら好きになってたって感じだったんで・・・まぁ今思うと一目惚れだったのかもしれませんが。普通に好きだって伝えました。」

―――お互いの好きなところはどこですか?
「仕事に関してはとにかく真面目だし、結構努力家なんですよ。そういうところは俺も見習わなきゃって思います。一見クールですけど、案外かわいいところもあるんですよ。」
「ヒーローに懸ける情熱は凄いですね。本当に尊敬しています。経験豊富で頼りがいがありますし、僕もいつも支えられています。」
   
―――では、逆にここだけは直してほしいと思うところはありますか?
「お酒を飲んで、リビングの床で寝てしまうところです。この間も、ベッドまで運ぶの大変だったんですよ?」
「おまえだってこの前ソファーで寝てたから、俺がお姫様抱っこでベッドに運んだんだぜ。」

―――タイガーさんはいかがですか?
「あぁ、すみません。バニーに直してほしいところですよね?そうですね、言うこときついときがあるんですよね〜コイツ。たまには労わって欲しいです。」

―――タイガーさん、今「バニー」と言いましたが、お互いをどのように呼び合っているんですか? 
「俺は、『バニー』って呼んでます。コイツのヒーロースーツ、耳みたいなのがついてて、おまけに跳躍も得意なもんでバニーちゃんだなって。」
「最初はそんな呼び名、嫌だって言ったんですよ。でも、僕をバニーって呼ぶのは彼だけなので、何か特別な感じがしてそれもいいかなって思いまして。」
「おまえだって最初は俺のこと、『おじさん』って言ってたじゃねぇか!」
「えぇ、確かに。でも今は、下の名前でさんづけで呼んでいます。」
「そうなんすよ〜俺、バニーに初めて名前で呼ばれたとき、嬉しくて1人で飲みに行っちゃったんですよ〜」
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