バイオハザード短編更新
□見詰められたら息も出来ない
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「はぁー、疲れた」
「このくらいでへこたれるな、名無しさん」
今日はハンクが任務の為、名無しさんとベクターは一緒に自主練をしていた訳であったが――――
「うひゃー、もう汗びっしょりだ」
暑さを逃がそうと、服を掴み、パタパタとする。
「そうだなぁ…………」
ベクターもスポーツドリンクを手にとり、一気に飲み干した。
「今は冬なのに、この施設はあっついよ………………って、ベクター!」
「あ?なんだ?」
「ちょっ……………」
名無しさんがびっくりしたのも無理はない。
何故かベクターは上半身裸で寝そべっていた。
「ちょっと、服着てよ!」
名無しさんはそのたくましい肉体に対して目のやり場に困り、真っ赤な顔でそっぽを向いた。
「何恥ずかしがってんの」
ベクターは名無しさんの頬に手を添えて顔を自分の方に向けた
「うぅ………」
「名無しさん…………」
そのまま私たちはキスをした………
「マスターには内緒な?」
悪戯なその目から逃れられない………