イナイレ・イナゴ腐小説
□南倉 サヨナラは言わない
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あの日…俺は雷門中を後にした。
「南沢さん!帰りましょう!!」
家へと帰る準備をしていると
よく知っている声が聞こえる
「あぁ。」
校門を出て歩いていると倉間が
語りかけてきた
「南沢さん。」
「何だ?」
「南沢さんは…どこにも行きませんよね?」
「どうしたんだ?急に。」
「夢を…見たんです。」
「夢?」
「南沢さんが、俺をおいてどこかへ行ってしまう夢…。」
「倉間をおいて…か…。」
「どこにも…行きませんよね?」
「いかねぇ…とは、言いがたいな…。」
「えっ…。」
「俺は、あいつらのやり方は気にくわない。」
「出て…行くんですか…?!」
「さぁ…な…。」
「俺は、どこにだって付いていきます!だから…俺を…俺を一人にしないでくださいっ//」
倉間は涙を浮かべ、俺の方を見る
「お前は一人じゃ…ないだろ?」
「えっ…。」
「お前には、神童や霧野、三国だっている」
「お、俺は…!」
「それに…いつでも会いに行ってやるよ」
「南沢…さん…」
「だから…サヨナラなんかじゃねぇよ。」
南沢は、優しく微笑みながら言うと
同時に暖かい風が吹き
倉間の頬に涙が伝う
「南沢さっ…//」
「だからいつでも…会いに来い」
そう言って俺は倉間を抱き締めた
<完>
後書きへ続きます。