06/08の日記

22:32
銀さん
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「ねぇ、これはどういうことなのだろう?」

そう聞いたワタシに、たしかアンタは「さぁな」と軽ぅく呟いた。

「は?答えろって」
「は?答えられんって」
「は?」
「は?」

言い合うワタシ達の目の前に広がるのはワタシの目か頭がイカれてなければおそらく確実に血の海で、まぁその時のワタシ達には馴れた光景といえば馴れた光景だったんだけども、その時ばかりはビミョーに内容が違ってたりした。

「…終わっちゃった感じ?」
「え?ナニが」
「…え?ワタシらどうすんのコレから」
「え?何いっちゃってんのオマエ」
「わかんねえなら黙ってろよハゲ」
「ハゲてませんー銀さんテンパだけどハゲてませんー」
「うるせぇテンパてめぇとりあえず黙らせて…ぐ…」
「…しっかたねぇ、のかね?…」

ワタシの口に鞘先を押し付け黙らせたアンタはワタシにそう聞いたよな?
首を振るワタシをチラリと見たけれど、返事はしなかった。
そして今思い出してもクソ忌々しいアノセリフを言ったんだ。


とりあえず結婚しとく?


なんで頷いたかと聞かれたら、血の海だったからとしか言えんのだなこれが。




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