青の言葉(12)

□孤独なヒマワリ
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いつも上を向いていた
いつも前を向いていた
だからこそ常に孤独だった

背の高い僕には
弱さを見せれる人はなく
常に独りで戦ってた
頑張ってないとね
誰も僕を見てくれないんだ

淋しかった、恐かった

圧倒的な負が
僕を包み込んで
でも弱味を言うと
誰も僕を見てくれなくて
全部心の中にしまいこんだ

もう疲れたと
ヒマワリは言った
そろそろ世界から消えようヒマワリはつぶやいた

ヒマワリは下を向いた





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