杯兄弟ともう1人の弟シリーズ
□保育園誘拐未遂事件
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新一とルフィの入園の手続きをしていた有希子は手続きが終わったので、いなくなった新一とルフィを担当の保育士の江舟先生と探していた。
有「ちょっと新ちゃーん?ルフィちゃーん?もうどこいっちゃったのよ〜?
」
江「まぁまぁ、工藤さん…保育園の門は外に出れないようになっていますから、どこかのお遊戯室にいるとは思いますよ。
今はみんなお遊戯室で遊んでますから。」
この男は担当保育士の江舟論介。
人の良さそうな温和な表情をして有希子に話しかけていた。
有「そうだといいんだけど…。」
そしてある教室の前に来ると、中にルフィ、新一、そしてエースとサボがいた。
ガラッ
有「エースちゃんとサボちゃん!?
あなたたち来てくれてたの?
学校は?それから新ちゃんとルフィちゃんも保育園に着いたとたんいなくならないで❗
保育士室に入ってあなたたちがいないからビックリしちゃったじゃない❗」
サ「有希子さん!
今日はまだ学校昼までで終わるんだ。
だからルフィと新一の保育園がどんな所で担当の保育士さんがどんな人なのか見ておきたかったんだ。
だからエースと2人で来た。」
有「そっか〜そういえば昼までだったわね。
でもサボちゃんもエースちゃんも来てくれてありがと🌟
それからルフィちゃんと新ちゃん!!」
ル「ん?あ!有希子母ちゃん!
こいつがナミって言って俺の仲間なんだ!それから新しく幼馴染みってーのになった蘭と園子だ!
見てくれよこれ!!蘭が仲間のしるしのさくらのバッジ作ってくれたんだ!!」
新「母さん…、まあ…そういうことだからバッジはいらねえ。」
ルフィは満面の笑顔で蘭が作ったさくらのバッジを見せた。
新一はルフィがさくらのバッジを見せた。
そして新一はぶっきらぼうにバッジはいらないと言いきった。
有「ええ!?バッジ作ってくれた!?
せっかくバッジ取りに行ったのに〜…でも仲間のしるしってなんだかいいわね〜…、あら?
あなた……蘭ちゃんって……もしかして……英理ちゃんとこの蘭ちゃん!?」
蘭「う、うん……。」
有希子と蘭が話をしている間、偶々有希子が屈んだことで、新一の視界に飛び込んできたのは、担当の保育士の江舟の恐ろしく冷たい表情だった。
そしてルフィはそんな江舟から何かを感じ取ったのか、
ル「なんだこいつ…。」
そしてサボとエースは
サ「こんな奴がルフィと新一の担当の保育士だと…?」
エ「おい、サボ……怖ぇ顔出すな。
子供が怖がっちまう。
それにまだ何も行動に移してない奴はこっちは手出したらダメだからな。」
どうやらサボは見聞色の覇気で何かを読みとったようだ。
エースがサボを宥めていた。
サ「ああ。ただアイツルフィと仲良くなった蘭って子になんかするつもりのようだから、見張った方がよさそうだ。
ルフィが首突っ込むだろうからな。」
江舟「君たちが工藤新一くんとモンキー・D・ルフィくんかな?」
どうやらさくらのバッジは新しいものを全員分発注することになったようで、それまでルフィ、新一、ナミ、蘭、園子の5人は蘭の手作りのバッジをすることに収まったようだった。
そしてさっきの表情をすぐに消して優しい表情で新一とルフィに話しかけた江舟に
新「誰だ?お前…。」
江舟「江舟論介……
君の担任の先生さ!ヨロシクね!」
ル「ふーん…エフネ…オメー、俺の友達になんかしたら許さねーからな?」
新「ああ……ヨロシクな…。」
ルフィも新一も静かに不信感をにじませながらルフィは釘を刺して、新一は睨みながら返事を返した。