HTFこの町でbook!

□新たな
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「ランピーさん何してるんですか...」


「あははー、またやっちゃった」


「はぁ...まったく、いつもあれほど注意してるのに」


「まぁ、明日になれば皆元に戻るし!結果おーらい」


「何が結果オーライですか!!
いつも殺されているこっち側の身にもなってくださいよ!
元に戻るとはいえ、痛いものはいたいんです!」


「ごめんごめん。でも、もう皆も痛みなんか慣れちゃったでしょ?」


「それはそうですけど...
とにかく!もうこんな事がないようにしてくださいね!!」


「わかってるよー」


『...』


この町の人はすぐに周りが見えなくなると、今日わかった


『あの、そろそろ教えてもらえませんか?』


今の今まで私の存在をすっかり忘れていたであろう二人

流石に、こんな意味深に会話を繰り広げられてもらっては、
気になってしょうがない

仮にランピーが連続殺人犯で、このメガネの人が仲間だったとしても
奥の手で逃げよう


「?、ランピーさんこちらの方は...」


「あ!ユウちゃんいたんだ。」


後で覚えてろランピー


『はじめまして、昨日引っ越してきたユウといいます』


「そうだったんですか、僕はスニッフルズというものです。
長いので、好きに呼んでもらって構いませんよ」


彼が常識人でホッとするが、私にはさっきから、気になることがいくつもある


『じゃあ、スニフくんで。よろしく』


「はい、よろしくお願いします」


いい笑顔だけど早速質問させてもらう


『さっき、いつも殺されてるとか、明日になればみんな元に戻るとか
一体、どういうことですか?』


たかが質問にこれ程まで緊張したのは、初めてかもしれない








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