HTFこの町でbook!

□放心状態
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今までベッドで寝ていたユウ。

昨日は疲れたので、もっと寝ていたかったが、
人の家で何時までも寝ている訳には行かないので、起きることにした。



『あれ?』


ベッドから出、辺りを見回すがラッセルが居ない。
不思議に思い名前を呼ぶが返事が無い。


『トイレかな...』


取り敢えずパジャマのままでいるのはあれなので、着替える事にした。

そして、ユウが、ちょうど着替え終わった時に玄関が開く音がした。


『ラッセル?』



ラッセルかと思い名前を呼んだが、
部屋のドアを開け、入ってきたのは全く別の人だった。



「ユウちゃーん!」


『ランピー...』


そこにいたのはランピーだった。


『何でランピーが?』


「あー、ラッセルに呼ばれたんだよ。
仕事あるらしいから」


『あ、だから居なかったんだ』


「今日はさ、ユウちゃんにこの町を案内しようと思って!
だから早く行こう!」


『え!?ちょっと!』


いきなりランピーに腕を引っ張られ外に連れ出された。

こいつは、本当に人の話を聞かないやつだ...

ランピーは、ラッセルに貰ったのであろう、鍵で家の鍵を閉めた。


「じゃあまず、公園に行こうか!!」


『え、何で公園?』


どちらかというと、これからこの町で暮らすにあたって、
お店とかを教えて欲しいのだけど...


「何でって、楽しそうでしょ?」


『......』


何でって聞いた私がバカだった。


「さあ、行こうか!」


こうして、私たちは公園へと向かうのだった。




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