【小説】

□君が大好きで、守りたくて…
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○月△日
今日は、授業で鳥乗りの練習があったわ。あの 赤いロフトバードとの息はぴったりだった。 さすが リンクね。


○月□日
リンクが、 バド達にいじめられていることに気がついた。顔は傷だらけ…だけど、リンクは「大丈夫」としか言わない。


○月○日
今日もリンクは いじめられていた。すごく悔しかった…っ
私が男の子だったら 助けてあげられるのに…





パタリと日記を 閉じると
ゼルダは ため息を吐いた

あの光景を 思い出し
怒りが、ふつふつと沸き上がってきて 拳にぎゅっと力を込めた

気を紛らわすように 外を見ると 夜空が 憎らしく見えて 眼から涙が零れた


「っ……神様…どうか…っ」

小さな声で言った その願いは静けさと 共に消えていった
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