らぶあんどぴぃす

□ろく!
1ページ/1ページ






しばらく家出しようと思います。
少ししたら戻ります。
だから探さないで下さい!



「♪♪♪様ァァァアア!!」


三成の声により、皆が集まった。
早起きな三成が居間で見つけた一枚の置き手紙。

それは♪♪♪からのものだった。


「♪♪♪が、ね……」

「甘やかしすぎたか」

「ワシはいいと思うぞ」

「家康!貴様!♪♪♪様に何かあってからでは遅いのだぞ!!」

「まぁ、いいじゃないか。可愛い子にはなんたら、と言うし。な、秀y」

「我の♪♪♪が……っ!」


畳に伏せて、その大きな腕でバシバシと畳を叩きながら涙を流す覇王こと秀吉。

気持ち悪い光景でしかなかった。
あの三成ですら引いたと言う……。


「取り敢えず、2日だ。2日で戻って来なかったら僕が直々に迎えに行こう。」

「それならワシも行くぞ!前回のことがあるしな」

「ふふ。そうだね。じゃあ、三成君も行かないかい?」

「私も……ですか?」

「嫌ならいいんだ。強制はしないよ」

「…いえ、行かせて頂きます」

「そうか。心強いよ」


話がある程度纏まると、三成以外は寝室へ戻って二度寝したとか。

三成は鍛練すると言って、中庭へと向かった。

日はまだ、昇り始めたばかり。





****

『着きました瀬戸内!』

「…………」

『撫でないでよ、小太郎!』

「…………」

『蓄え中……?まぁ、いいか!絶対に変なことしないでね?!』

「…………」

『♪♪♪次第…?それってどういう……』

「♪♪♪ちゃん!そして宵闇の羽の方!!お待ちしていました!」

『あれ、なんで鶴ちゃんがここに?わたし教えたっけ?』

「あの文、♪♪♪ちゃんが書いたんじゃないんですか!?」

『わたしは書いてないよ。もしかして小太郎?』


そう問えば小太郎は上下に頷いた。


『そうだったんだ!ありがとう』


笑顔でお礼を言ったら、小太郎にまた頭を撫でられた。

接吻しようとしてきたけど、阻止した。


「お二人は交際しているんですか!?」

『してないよー』


否定するわたしとは逆に小太郎は頷いていた。
おい、何してんだ


「でも、♪♪♪ちゃんって宵闇の羽の方と一緒にいるとかわいさが増しますね!」

『わっ!そ、そんなことないよ!鶴ちゃんの方がかわいいし……』


ほら、こうやってわたしに抱きついて来て胸のところで顔をすりすりさせて匂いを……ん?匂い?


「♪♪♪ちゃん、すごいいい匂いがします!なんて言うんでしょう……舐め回したくなるような…」

『ぎゃああああ!何してんの鶴ちゃん!』

「何って匂いを……」

『に、匂い!?鶴ちゃん!そんなことばっかりしてるとガォーって襲っちゃうよ!!』

「きゃー!襲われちゃいますー!」

『まてまてー!ガォーガォー!』


両手を上げて怪獣の動作をしながら、鶴ちゃんを追いかけるわたし。

さっき、さりげなくおっぱいを揉まれましたよ。鶴ちゃんに!


だからわたしは鶴ちゃんの船で、仕返しする!



そして、鶴ちゃんの船に到着した。
到着してからは暗くなるまでずっと話していた。主に鶴ちゃんが。

ご飯も食べ終わって、お風呂も入って、鶴ちゃんの部屋で話を再開させようとしたときだった。

ふと、小太郎に軽く肩を叩かれる。
振り向けば、手招きをしていた。


なんかあったのかな?
そう思ったわたしは話を一旦、中断させ小太郎と共に外へ出た。






『え!帰っちゃうの!?』

「…………」

『あ…ごめん。そうだよね…わたしの勝手な都合で連れて来ちゃったんだし…』

「…………」

『任務があるなら言ってくれれば良かったのにー』

「…………」

『♪♪♪があまりにもはしゃぐものだから言いづらかったって?……わたし、そんなはしゃいでた…?』


はいそこ、頷かない!



『んじゃ、任務頑張ってね!』

「…………」

『早めに終わらせてくるって……さすが小太郎だね!楽しみにしてるよ』

「…………」

『褒美がほしい?……うーん。んじゃ、考えとくよ!』

「…………」

『変なのは無しって……そっくりそのまま返すわ。はい、行ってらーっしゃい』



行ったのを確認すると、わたしは鶴ちゃんの部屋に戻る。


「遅かったですよ!宵闇の羽の方、どうかなさったんですか?」

『あーうん。任務だったみたいで……』

「まあ…!では、宵闇の羽の方はもうここにはいないってことなんですか!?」

『……うん。ごめんね、鶴ちゃん』

「なんで♪♪♪ちゃんが謝るんですか!(むしろ、好都合です!宵闇の羽の方がいないと言うことは♪♪♪ちゃんを守るものがいなくなったと言うこと!今の♪♪♪ちゃんは無防備でわたしにされるがまま……!)」



ー鶴姫の頭の中ー

「さあ!♪♪♪ちゃん!わたしに踏まれて快感を得てください!」

『そ、そんな…っ!鶴ちゃん……っ!』

「鞭でぶたれた方がいじめられるのが大好きな♪♪♪ちゃんにとっては快感ですか?」

『ひゃうっ…!い…痛いよ、』

「あぁ…!その表情はたまりません!」


何度も何度もぶてば、♪♪♪ちゃんのきれいな肌が赤く腫れ上がっていく。

あなたのその苦痛に痛む顔が、わたしにとっては快感です…っ!

ーーーーーーー


「えへっ……えへへへへ」

『鶴ちゃん……?よだれが垂れてるよ?』

「しまった!わたしとしたことが!」

『何を考えていたのかはあえて聞かないよ』

「そうしてくれると助かります!」



鶴ちゃんはなんか残念だな……
なんだろう……もっとこう、純粋さが欲しいと言うかなんと言うか。

まあ、かわいいのに変わりはないんだけどね!!


『ふわぁ…』

「もう眠いんですか?」

『うん……。早起きして来たからさ〜……うぅーもう限界。わたし、寝るね……おやす…み…』

「ふふっ!かわいい寝顔してますね!」














あなたと、ずっと、過ごしたいです。


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ