日常編

□友達
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席に着いたとたん、ドッと人が集まってきた。




「ねぇねぇ、好きなものって何?」




「好きな人っている??」




「立海から転校してきたんだって?」




「部活は何に入るの?」




怖い・・・・。




皆、私を見下して笑っているように見えてくる・・・。





い、や・・・






不二「皆、落ち着きなよ。怖がってる」





机の上に肘を乗っけて皆を睨む、不二さん。





庇ってくれた・・・?





「ご、ごめんねっ!!」





『いえ、こちらこそ・・・・ごめんなさい』




少し下を向いた。





「ううん!こっちが悪いだけだからっ!!」





『でも・・・・・』




不二「大丈夫って言ってるんだから、大丈夫なんじゃない?」




そう、かな・・・・?




『そう、ですか・・?』




コテンと首を傾げた。




「不二は可愛いの好きだしな」




後ろの方にいた男子が、クスクス笑っていた。





それに対して不二は、




不二「ば、ばっかじゃないのっ!??」





「「「(ツンデレきた!)」」」





不二は机に手を置いて立ち上がった。




頬は淡い色に染まっている。





そしてまた、クラスの声が一致した。





「まーまー、照れないのー」





不二「別に!照れてなんかないしっ!!」





腕を組んで目線をそらした。
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