日常編
□迷子
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窓から朝日がこぼれて金色の髪が輝く。
『これで・・・おかしくありませんかね・・・?』
鏡で自分の姿を確認する。
(大丈夫・・・)
今日私は青春学園に転校する。
呼ぶには少し恥ずかしい名前の学校だけど、新しい運命を辿る。
『行ってきます』
パタン―と扉を閉めて私は向かった。
天気は晴れ。
新しい生活にはピッタリの空だった。
歩くこと数分、目の前には大きな学校。
『ここが・・・青春学園・・・』
私は職員室に向かうため中に入った。
そこで問題発生。
『どこだかわかんない;;』
初めての学校ではよくあるパターン。
周りを見ればあるのは花壇だけ。
知らないうちに校舎の裏側にいた。
キョロキョロしても何もわかんない、人の気配もなく私一人だった。