もう一度幸せを

□復讐の第一歩
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『・・・・・・丸井君、仁王君』



あぁ・・・すべて聞かれてしまった。


誰にも聞かれてないと思っていたのにどうしてここにいるの?


ブン太「遥・・・今の話、本当か・・・?」



『えぇ、それが何か問題でも?あなた達には関係ないことよ』


少し涙目の瞳を細めて冷たい口調で話す。


あれは仲間に話したこと、あなた達には関係ない。


その内話すことになっていただろうから・・・



仁王「すまんのぅ、屋上であったこと・・・全部聞いてたんぜよ」



あの時の気配は仁王君だったのか・・・


『だから何?』



ブン太「何で・・・・何で話さなかったんだよぃ・・・」



私は話そうと思った。


でも、裏切ったのはそっち・・・


だから・・・


『敵には関係ない、もう話しかけないで』



と言っても無駄だと思うけど・・・



ブン太・仁王「っ・・・・」



何でそんな顔をする?


同情でもしようってか?
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