もう一度幸せを
□真実と仲間
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〜紫〜
あぁ、いい気味だわ。
本当は虐められてないのに皆紫のこと信じちゃって･･･
可哀想な遥先輩。
毎日、毎日私は涙をためて「虐められてる」と嘘をつきたくさんの人を駒にした。
皆馬鹿よね･･･全部嘘なのに
だけどその日は少し違った。
Rの先輩や赤也達が遥先輩と試合をしている。
「勝つのはRの皆よ･･･」
そう、思っていた。
だけど神様は遥へと味方についた。
全員負けてしまい、もう終わりだと思ってた。
「嘘･･･」
私の正体をバラさず先輩方を見下しているように見えた。
そして知る真実。
影にそっと隠れて先輩たちの会話を聞く。
ｼﾞｬｯｶﾙ「確か去年の女子テニスで全国優勝したのって････」
『そう、私よ』
全「「「!!!???」」」
全国優勝なんて････ありえない!!
私は動揺を隠せなかった。
そんな強い人を敵に回していたなんて･･･
でも、もう後戻りはできない。
「覚悟してなさい･･･白雪遥･･･」
その場で小さく呟く。
その声は風の吹く音でかき消され聞こえなくなった。
さぁ、もっと騙されて苦しみなさい。
最高のShowを見せてあげるわ･･･
お姫様はこの私よ
〜紫 side終了〜