Novel
□願い事
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『…たなばた?』
ブ「そうよ!! 七夕はね、短冊にお願いごと書いて、笹の葉に吊るすお祭りなのよ。 そんでもって、七夕の日には昔 引き離されちゃった ひこ星と織姫星が、その日だけ会うことができるのよ…天の川を渡ってね。
どう?ロマンチックでしょ!!」
サイヤ『………』
ここはカプセルコーポ。
今日は七夕祭りなので、どうせなら皆を集めて、星を一緒にみようとブルマは思ったのだ。イベントも行われるし…
ところがこのサイヤ人たちときたら七夕も知らないそうで、ブルマは説明をしていた。
だが、それに対してサイヤ人たちは…
レ「…よくわかんねぇ」
バ「短冊 飾って星どうしが会って何になるんだよ」
カ「何か食えるんか?」
ベ「そもそも引き離されたのは、恋愛とやらばかりして働かなかったからだろう。自業自得だ」
ブ「………あんたたち…」
次の瞬間、カプセルコーポから激しい爆発音が聞こえたという。
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ーー
カカロットとベジータは(ブルマからの命令で)スカイカーでパオズ山に向かっていた。山で笹の葉を調達する為だ。
ちなみに運転手はカカロット。
ベ「ちっ…何故この俺が貴様なんかとパシられるんだ……」
カ「しょうがねぇだろ。オラたちマトモに短冊の紙 切れないんだからよ」
残りのサイヤ人はカプセルコーポで、紙を短冊の大きさに切っている。
だが、カカロットとベジータは力加減が出来ないので笹の葉を調達する…となったのだ。
ベ「というか貴様は いつから運転できるようになったんだ…」
カ「悟飯がな、オラが生き返ったときに教えてくれたんだ」
ベ (高校生に運転 教わる父親…)
カ「覚えるのに苦労したんだぞ?」
ベ「そうか…」
カ「でもオラ、ベジータの為にがんばって覚えたんだ!!へへっ」
ベ「……そうか…」
カ「だってベジータ、こうでもしないと一緒に居てくんねぇだろ?」
ベ「……////」
ーーそのころ神殿では
天津 (なんつー会話だ…聞いていて こっちまで恥ずかしくなるぜ…///)←偶然来てピッコロに地上を見せてもらってた人。
餃「天さんどうしたんですか?」
ピ (これが恋愛というやつか…わからん…)
デンデ「ピッコロさん、これは違いますよ…」
ーー場面は変わって、C.C。
カカロットとベジータ以外の純血サイヤは大人しく、紙を短冊のサイズに切っていた。かれこれ1時間は経っている。が、そろそろ集中力の限界。
ちょきちょき……………
レ「…だあぁっ!!!めんどくせぇぇぇっっ!!!!!!」
バ「うるせぇよレタス…だいたい、何で こんな量 切らねぇとダメなんだよ…!!」
タ「今日C.Cの七夕イベントで、たくさん子どもが来るからだそうです」
ラ「にしてもカカロットたち遅いな…途中で『いい修行の場所見つけた』とか言って、戦ってなきゃいいけど…;」
ブロ「…その場合は あの女が容赦しないだろう」
ラ「まあ…確かにな…」
しゅんっ
カ「よう!! 笹の葉 取ってきたぞ!!」
ベ「き、貴様ぁ!!! 何度 人の家に瞬間移動するなと言えば気が済むんだっ!!!!! (怒」
カ「お、怒んなよ〜;」
レ「おかえり〜…」
ベ「…何だ貴様ら、揃ってバテてやがって…」
ラ「それより笹の葉は?」
カ「おう、このカプセルに入ってんぞ!!」
タ「じゃあ、それは僕がいただいておきますね」
カ「わかった」
はい。とカカロットはターブルにカプセルを渡した。
がちゃっ
カ「お、ブルマか」
ブ「あら?孫くんとベジータじゃない。もう帰ってこれたの?」
ベ「このバカが瞬間移動しやがったんだ」
カ (まだ怒ってんのか...;)
ブ「あ、そういうことね。ふふっ、孫くんらしいわ! で、笹の葉は?」
ベ「カプセルにしてターブルに渡した」
ブ「そう。ありがとう!!
じゃあターブル君、カプセルくれるかしら」
タ「設置するんですか?」
ブ「えぇ。そうよ」
タ「それだったら手伝います」
カ「笹の葉の高さの身長あるのか…?」
タ「舞空術 使えばいいですから」
ブ「えっと、孫くんのパパたちも そろそろ作業 終了していいわよ。そんで、飾り付け手伝ってくれないかしら?」
レ「ん。分かった」
ブルマを先頭に、サイヤ人たちは部屋を退室した。
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