平和と家

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ザンザスの自室を出て守護者達はスクアーロに導かれ談話室に向かっていた。

「談話室で待機してろ。ルッスーリアと名前って新幹部がいるはずだぁ」

「…僕はパスだね。さっきの天才君はいないの?」

雲雀の声。喧嘩?するつもりらしい。

「どこかにいるだろ。勝手にしろぉ。ただあんまり騒ぎすぎるな。クソボスに灰にされるぞぉ」

スクアーロが言い終わる頃にはもうすでに雲雀の姿はなかった。…群れているのに限界が訪れたらしい。











談話室の扉を開けると見たことのあるハデなオカマと初対面で年もさほど変わらなそうな女の子。

『スクアーロもお茶しにきたの?』

女の子が口を開く。

「いや、こいつらの相手を頼みに来ただけだぁ。俺はこいつらの部屋の手配に回る」

「守護者の子達泊まっていくの?」

「あのアルコバレーノがすげぇこと言い出してなぁ」

クソボスがカンカンだ、そう言うと名前は少し笑った。

『ボスが怒るなんて大変だよ。だからスクアーロの髪濡れてたんだ』

たしかに先ほどぶつけられたグラスの中のウイスキーは完全にスクアーロにかぶっていた。

「あぁ、後は頼んだぜぇ。手配が終わればまた顔出すからかなぁ」

スクアーロはそう言うと談話室から出て行った。




『で、十代目って誰なの?』

「てめっ、十代目には敬語を使え!!!」

「ご、獄寺君!!…俺だよ」

綱吉はおそるおそる言った。

『…マフィアのボスっぽくないんだね。』

「てめぇ!」

「獄寺君!!やめて!」

『でも私は好きだな。…うん、話し合いそう。』

名前のつぶやきのような声に守護者はポカーンとする。

「ハハハッ!お前おもしれーのな!俺は山本武。よろしくな」

「俺は沢田綱吉だよ」

「笹川だ!!極限によろしく頼む!」


「…クローム髑髏…」

「チッ、獄寺隼人だ…」

「あなた達の紅茶も持ってきたわよ〜♪」

いつの間にか席を立っていたルッスーリアの声で奇妙なメンバーでのティータイムは幕を開けた。


『クロームちゃん可愛いね?』

「…ありがとう」

「レヴィがお熱なのよwww」

『ぶっ!!!』

ルッスーリアからの余りに衝撃な事実に名前は吹き出した。
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