平和と家

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翌朝。気持ちよい日の光がカーテンの隙間から入る。名前は寝過ごしてしまったことに気づく。でも部屋には名前が一切不自由しないようお風呂セットや軽食なども少しおいてあった。名前はとりあえずシャワーを浴びることにし、お風呂セットを片手に部屋についているシャワールームに入った。









シャワーを浴び終わり髪をタオルで拭いているとドアがノックされた。

「名前?起きてる?」

マーモンだ。

『はい!』

急いでドアを開けた。

「おはよう。名前。シャワー浴びたのかい?」

ふよふよと浮いているマーモンが入室する。

『そうなんです。すみません、寝過ごしてしまって』

「いいや、気にしなくて大丈夫だよ。疲れはとれたかい?」

『はい。ありがとうございます』

「そろそろ朝食だから準備が出来次第談話室においでよ」

『はい!わかりました』

そのときマーモンは少し首を傾げた。

「…名前。敬語使わないでみて」

『…と言いますと?』

「もう使ってるじゃないか。じゃあ僕の名前覚えたかい?」

『マーモンさんですよね?』

「そう。でもさん付けと敬語はやめてほしいね。何だか調子が狂うよ。」

マーモンは名前の膝の上に乗った。

『やめていいの?』

「君ならいいさ」

マーモンは名前の膝に座ったままで言った。

『…マー…モン?』

「何?」

『呼んでみただけ』

「やっぱり敬語がない方がいいね。君に似合うよ」

マーモンはそう言うと膝から離れ、お先に、と言って部屋を出て行った。私も出来る限り早く支度を済ませて部屋を出た。どこにいけばよいのかわからないのでとりあえず昨日幹部の人と会った部屋に行くことにした。ドアの前に立つと話し声。どうやらこの部屋に来て正解のようだ。

『おはようございます』

名前はドアを開けペコリと頭を下げた。

「おはよ♪名前ちゃん!」

ルッスーリアが返事をする。

「うししっ、はよ」

ベルも特徴的な笑い声と一緒に返事した。

『他の幹部の方は…?』

「他?もう任務に行っちまったぜ?」

「暗殺部隊だからそれなりに仕事あるのよ。でも今日私とベルちゃんは空いてるから安心して頂戴♪食べ終わったら昨日言ってた買い物行くわよ☆」
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