平和と家

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その頃、裏口での戦いは。

「どうしたんだい、ボンゴレ晴れの守護者。三分で終わらせるんだろう?」

ネットゥーノが嘲笑する。了平は三分以上戦っていた。かなり辛そうな顔をしている。

「おっさん、少しは出来るようなったじゃん」

ヴェスペロとレヴィは好戦でほぼ互角の戦いだ。

「あなたは下がってなさい。僕が倒して早く前進しましょう」

骸が炎圧を上げ、ネットゥーノに幻術をかけた。

「…ハハッ、これっぽっちの炎圧じゃ俺は幻術になんかかかりやしない」

いとも簡単に骸の幻術をネットゥーノはやぶってしまった。骸は舌打ちをした。

「…なら俺の出番ですよね?」

ランボが一歩前に出た。

「だいたい思ってたんですよ。相手が水の使い手ならやっぱりここは電気が使える俺が一番いいって」

角をセットし、そのまま頭をポリポリとかく。

「つまり俺が一番相性的には最高ってことで」












その頃、2階では。
ルッスーリアとマーモンがザンザスが仕留めたメルクーリオの息があるかを見に行き、フランと獄寺と雲雀はジョーヴェの相手をしていた。雲雀は相変わらずの個人戦。だがフランは笑っていて、何かを仕掛けたようだった。

「どうやら沢田の右腕は残る必要なかったかもですねー。ミーの幻術と雲雀の攻撃で多分あいつは終わりですー」

フランがそう言うが、獄寺には幻術で何が仕掛けられたかまだわからないようだった。

「大丈夫だから見ていてくださーい」

そう言った瞬間、ジョーヴェに隙が出来た。それを狙い、雲雀が攻撃した。ジョーヴェはその攻撃をもろに受け、物凄い音をたて床に激突した。攻撃の衝撃で動けないうちに雲雀は手錠をかけた。

「これで君の負けだよ、木星の君」

「ふざけんじゃねぇ!手錠なんかすぐに外してやらぁ!」

ジョーヴェは試験官を忍ばせていたようだが、どうやら見つからない、そう見えた。

「君の研究で得た努力の賜物は全て僕が回収させてもらったよ。攻撃している隙に少しずつね。これは僕らボンゴレの財産として受け継がせてもらう」

「クソッ、」

ジョーヴェは何も言わなくなった。
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