中編

□6 conpleanno
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あの日、二人で散々いちゃついて二人とも疲れてソファで寝てしまった。そんな感じで翌日早朝に帰ってきたルッスーリアに笑われた。

そして来たる日はスクアーロの誕生日である。本人は全く覚えていないが。スクアーロは昼前に任務に出かけていった。そしてその後、続々とルッスーリア以外の幹部たちが帰ってきた。

「ただいまでーす」

「今帰った」

「ししし、ただいま」

ベルとフランとレヴィは三人で何とか一緒に帰ってきたみたい。ザンザスは眉間の皺を3割増にして帰ってきた。一体任務先で何があったんだか。

「あら、おかえりなさーい♪」

任務から帰り、睡眠もたっぷりとったルッスーリアが皆を迎えた。四人は疲れているみたいで、自室に向かおうとしていた。

「ちょっとぉ!!今日何の日だかあなたたち覚えてるの〜!?」

ルッスーリアが尋ねた。ザンザスはその声も無視して自室へ歩いて行ってしまったが。

「今日?何かあったっけ?」

ベルは全く記憶にないようだ。

「ミーも特に予定はないですよー?寝るしか」

フランも言った。

「知らぬな」

レヴィまでもがそう言った。

「んもう!!今日はスクちゃんの誕生日じゃない!」

ルッスーリアが小指をたてて言った。

『可哀想に…忘れ去られてるよ』

名前が談話室に入ってきながら言った。

「あ、名前じゃん。ただいま♪」

ベルが名前の頭をぐしゃぐしゃに撫でた。

『ちょっとはセットしたばかりの私の気持ちも考えてよね』

なんて言いながら名前は手櫛で髪を直す。

「名前先輩、昨日は結局隊長と二人だったんですかー?」

フランが尋ねた。

『そうだよ』

名前は昨日のことを極力思い出さないようにして言った。昨日のことなんて思い出したら顔から火が出そうなことだってある。

「今日の早朝帰ってきたら二人でソファで寝てたのよ?」

可愛かったわぁ、なんてルッスーリアはハイテンションで三人に報告。

「なぬっ、おのれスクア「黙ってろよ、タコ」

レヴィにベルがナイフを投げた。
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