平和と家

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「おはよう名前♪」

ルッスーリアが声をかけた。スクアーロが隣に座るようにと自身の隣をたたいた。名前はそれに従いスクアーロの隣に座る。

「昨日の修行はだいぶ疲れたらしいわね」

きっと寝てしまったことを言っているのだろう。

『うん、ちょっと疲れた。でももう寝たから大丈夫』

ルッスーリアが紅茶とサンドイッチを用意してくれる。名前はそれを口にした。

「今日はどうなんだぁ?」

スクアーロが尋ねる。

『今日はなしだよ。体に負担かかるから』

「あら!!ならちょうどいいじゃない♪」

ルッスーリアはサングラス越しに目を輝かせた(と思う。見えないし)。

『何が?』

「名前、今日スクちゃんのお買い物手伝ってあげて!」

『え、うん。別にいいよ?』

「名前がいるならめんどくさいなんて思わないでしょう?」

ルッスーリアが言った。

「たしかに楽しめるよなぁ」

スクアーロはよし、と言って立ち上がった。

「名前、どの位で出れそうだぁ?」

『準備には多分…あと一時間はかからないかな』

「よぉぉし!じゃあ一時間後に出るからなぁ」

着替えてくる、と隊服だったスクアーロは談話室を出た。

『…何の買い物なの?』

「何だかボスに頼まれごとされちゃったみたいでねー。スクちゃんめんどくさがっちゃって。でも私も今日は午後から任務だから行けないからどうしようって思ってたのよ」

よかったよかった、とルッスーリアは零し名前が食べ終わるまで付き合ってくれた。



そして約一時間後…。

「う゛ぉい、行くぜぇ」

スクアーロと名前はヴァリアー邸を出発したのだった。
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