俺は・・・道だ

□第5話
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「くっぁぁ…ねむっ…」


大きな欠伸がもう何回目だ…?10回は絶対してるだろ…?

ガッ!!


何の音だよオイ…


横から音が聞こえたな…確かそっちには火神が…


目に映ったのは寝ぼけている火神が先生の頭をつかんでいるところ、

どうせバスケの夢でも見ててボールをつかむところだったんじゃねーの…?


「…ん?」


やっと起きたかバカめ



「…ん?じゃないわ!!」

「あれ?」


「何 堂々と寝てるんだ貴様!!後で職員室に来い!!」


ほーら怒られたww後ろで黒子も寝てんのにスルーなのなww





その時携帯が鳴ったというかマナーモードのため震えた


「メール…?」


内容は1年全員2年校舎に集合というものだった







授業が終わり、2年校舎へ向かう


「ちょっとパン買ってきて」


パシリか…オイ…!!


「パン・・・?ですか」

「そっ、実は誠凛高校の売店には毎月27日だけ数量限定で特別なパンが売られるんだ

それを食べれば恋愛でも部活でも必勝を約束される(という噂の)幻のパン


イベリコ豚カツサンドパン三大珍味(キャビア・フォアグラ・トリュフ)のせ!!2800円!」


「高!!やりすぎて品がないし!」


「海常にも勝ったし、練習も好調ついでに幻のパンもゲットして弾みをつけるぞ!ってワケだ!」


「けど狙ってるのは私たちだけじゃないわ いつもよりちょっとだけ混むのよ…」


まてまて。いまちょっとだけのところ声大きくなかったか…?!


日向先輩もなんか苦しそうな顔してるし…


「パン買ってくるだけだろ?チョロイじゃんですよ」

フンッ!っと気取っている火神、さっき職員室に呼び出されたことはもう頭には無いのか…

「ほい」

「?何ですかこれ」


「金はもちろん2年生(オレラ)が出す、ついでにみんなの昼飯も買ってきて、ただし、失敗したら…」

渡されたのはお金が入った袋、


そして、最後の言葉が


「釣りはいらねーよ  今後 筋トレとフットワークが3倍になるだけだ」

笑ってる、笑ってるけどクラッチタイム!?


後ろになんか見える!!怖ぇえええ!!



「ほら、早くいかないとなくなっちゃうぞ 大丈夫 去年俺らも買えたし」


「伊月先輩…」


この中で唯一フォローしてくれた伊月せんぱいにみんなちょっと頼りかけていた、


が、


甘かった



「パン買うだけ…パン…パンダの餌はパン「行ってきます」



ほら、ダジャレが入るだろ…


この部活頼れる先輩はいねーのか…
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