サタンと対等なもの
□第1話
1ページ/1ページ
ここは正十字学園
その中にある、祓魔訓練生(ペイジ)のための塾に、新しい子が入ってきました。
強い風邪が少女の髪を揺らす
「ここかぁ〜、私の復讐の相手は・・・」
一つの部屋の前でそんなことを言っている少女
「一日でひねりつぶしてやる・・・」
指を立てると小さな白い火の玉が指先に宿る
指を軽く振ると火の玉が指から離れて、自分で動き始めた。
扉を開けて教室に入る
「はじめまして、新しく入ってきました!」
にっこりと笑って部屋にいた男共4人にあいさつする、
さっき出した火の玉は見えるか見えないかの大きさになって耳元でしゃべった
「ピンクの髪・・・志摩 廉造(しま れんぞう)
金髪混じり・・・勝呂 竜士(すぐろ りゅうじ)
坊主・・・三輪 子猫丸(みわ こねこまる)
黒髪・・・奥村 燐(おくむら りん)サタンの息子」
「!!!!」
サタンの息子!!こんなに簡単に会えるなんでね!!
「おー?新入生?」
サタンの息子こと、燐がしゃべる
「かわええやん、かわええやん〜♪」
「なにいっとんねん!!志摩!」
「そうですよぉ、志摩さん〜」
全員の声を聞いた、なんとなく特徴はつかめた
「はじめまして^^フラン・デットバイっていいます♪みんなフランって呼ぶのでフランって呼んでください♪」
とりあえず、サタンの息子以外にはやさしく接しなくては、
「よろしゅうなー」
サタンの息子・・今倒してあげるわ・・・
「ところで、奥村さん」
「なんで俺の名前・・・」
「サタンの息子、覚悟しな、あんたのおやじさんがしたこと後悔させてあげるから!!」
腰に差していた剣を抜く、剣には白い炎が付いている
「なんやぁ!?」
「ちょっ!!フランさん?!」
燐も戦闘体勢に入ったようだ
「お前・・・、何者だ!?」
「サタンとは全く逆な生物、あえて言うなら天使かな?」
燐は剣を抜いている、ふーん、青い炎は体全体を身にまとうように炎が出るんだぁ?
「ちょぉ!フランさん!!」
坊主が何かを言ってきた、
「なんでしょう?」
「なにしとはるんですか!!」
「なにって・・・サタンの息子を倒すんだよ」