想物語

□あとなんかい
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「今日こそ 気づいてもらうぞ………!」


僕は談話室で独り言を言った


「ハリー 昨日もダメだったの?」
「ハーマイオニー!? 聞こえてたの!?」
「かなり 聞こえてたわ…………
何回もアリス先輩に話しかけても無駄だと思うわ…………」
「何でそう思うんだい?」
「だって ハッフルパフのセドリックと仲良いみたいだし……………それに 付き合っている って言う噂もあるわ」
「えっ!?」
「あくまでも噂よ 噂!」
「でも…………」
『おはよっ』
「おはようございます」
「おはようございますっ/////」
『2人は早起きなのね〜
あれ?ロンは…………?』
「多分 寝坊だと思います」
『まぁ あの子ったら…………
寮監生として 起こしに行かなきゃ………!』
「あのっ アリス先輩!」
『どうしたの? ハーマイオニー?』
「ロンなら 私が起こしにいきますっ!」
『あら 有難うねぇ でも悪いし………』
「大丈夫です!」


そう言って ハーマイオニーは僕にウィンクして男子寮に入った。

「あっ…………あのっ!」
『ん? なぁに?』
「っと………その………ハッフルパフのセドリックと付き合っている という噂は本当ですか…………?」


僕は何を聞いているんだろう……………
付き合っているにきまっている…………

そう思った………



『へっ!? セドリックと付き合っている!? 付き合ってないよ!』

そう言ってアリス先輩はクスクスと笑いだした。


「どういう意味ですか……?」
『意味そのまま だよ?』
「えっと………………」
『なぁに?』
「好きな人 いるんですか?」
『………えっとぉ…………』


アリス先輩は焦ったように目尻を掻いた。


『…………取り敢えず 居るよ………////////?』
「…………っ…………」
『どうしたの!?』

僕は思い切って談話室を走って抜けた。

無我夢中で……………
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