ざっそうすとーりー。

□Monologue. Ver.Neutral
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「この世界は理不尽だ。
こんな世界…、滅ぼしてやる…!」


理不尽な世界を滅ぼそうとしたカミサマ。
(それは、何かの存在で苦しむ人が居るならばいっそ、何もかも要らないと言う歪んだ優しさ故に)


「そんなの、間違っている!!
お前の野望は、俺が消す…!!」


それをただの悪だと言って、何かを生み出して阻止しようとするカミサマ。
(生み出した物は人を傷つけるが、僅かに人を救い、与えた希望でまた、大きな犠牲と僅かな救いをもたらして、繰り返す)


「これがあれば、世界は救われる…!!」


与えられた希望により、大きな犠牲と僅かな救いを手にしたニンゲン。
(扱いきれないほどに強大なチカラは人を狂わせ、永遠の悲劇を繰り返し、人を闇へと堕落させる)


「私達が、世界を守るんだ…っ!!」


堕落した中で希望を持ち続ける選ばれしニンゲン。
(力に選ばれたが故に大きな犠牲の中で虚勢を張り続け、気付かぬ内に壊れてゆく心)


「なんで、俺達が選ばれたんだよ…っ!!!」


輝きを放ちながらも運命により引き裂かれた絆はココロを消失へと導く。
(選ばれし者同士は与えられし力の下に相対し、互いに望まぬ戦いに嘆く)



風に流れて、一つの言葉。


『客観的に見たら、ただの偽善ばっかだよね。』


Monologue. Ver.Neutral
(強いて言うならば)
(世界が、い。)

 

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