ゆきやなぎ
□厨二病とこんにちわ。
1ページ/5ページ
『………』
「…おい」
『あ、喋った。』
「うん、そりゃあ喋るよね!」
『知らないよ。視界開けたと思ったら僕はいすに縛り付けられてるし、目の前には見た目まんまの球磨川が居るし。』
何を隠そう今僕は背もたれの付いた椅子に縛り付けられている。
『…とりあえずさ、縄ほどこうか』
「自分で解け」
『うん分かった。』
そう言われたので取りあえず縄を千切る。
「ッてうぉぉい!!なんで?!なんで解けるの?!」
『えー…だって僕縛り付けられるなんて日常茶飯事だし。限界は鎖までだよ。』
「…さいですか」
目の前でため息を吐く球磨川もどき。
いやいやこっちがため息つきたいよ。
『…ん、まぁ聞くけど君誰で何者?そんでもって此処何処。』
「簡潔にまとめたな麗ちゃんよ…」
『つかなんで名前知ってんの。』
そう聞けば不気味に笑う球磨川もどき。