さんきゅー!
□貴方に酔う
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思い出した瞬間、頭が真っ白になった。
ど、どうしよう!
友達に勧められてつい飲んじゃいました!!
私は蛇足さんとの約束を破ってしまったので、
必死に謝る。
「ごごごごごめんなさい!!
わ、私・・っ!」
「でも、一番怒ってるのはそこじゃないんだよね」
「・・え?」
すると蛇足は椅子から立ち上がり、
私を壁に押し付ける。
蛇足さんの顔から笑顔は消えていた。
「ねぇ、どうしてお酒を禁止してると思う?」
「え・・っと・・・・
私がお酒弱いから、ですか?」
「それだけじゃないんだよ」
蛇足さんの大きな手が私の頬包み込む。
「頬が真っ赤に紅潮させて、」
次に顔をこれでもかと言うぐらいに近づいてくる。
「目はうっすら涙を浮かばせて、」
そして最後に唇を愛おしそうになぞって、
「普段より甘い声で話して・・・・」
深く深く、キスをする。
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