さんきゅー!

□貴方に酔う
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日曜日の朝、

起きてみるとなんだか少し頭が痛い。

リビングに向かうと、私の愛しい人がコーヒーを飲んでいた。




「蛇足さん、おはようございます」

「おはよう」




目を合わせないで、そっけなく返された。


・・・・も、もしかして・・




「・・あ、あの・・・怒って、ますか?」




私が恐る恐る聞いてみると、

やっと目を合わせてくれたと思ったら、




「さぁ?なんでだろうね」




笑顔で言ってくれたけど、

逆に、怖いです・・・。


あれぇ、本当に何かしましたっけ・・・?


困り果てる私を見て、蛇足さんはヒントをくれた。




「昨日、何処に行ってたんだっけ?」

「え、同窓会ですよ?」
「うん」

「・・・・えぇー・・(汗」




それだけじゃわかりませんよぅ・・・

同窓会に行くって言ったら蛇足さん、

普通にいいよって言ってたましたのに・・・

私がうーんうーんと唸りながら思い出そうとしていると、

蛇足さんは大きな溜め息を吐き出した。




「・・・・じゃあ、同窓会に行く前、なまえになんて言ったか覚えてる?」

「えーと・・・・・・・
・・・・あ、」






『絶対に、お酒は飲まないでね』



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