* めいん *


□暗礁に垂るる光
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「ん…ぅあ」

「声…抑えんなよ
聞かせろ…一護」


暗闇の中でも燃える様な赤の髪は
凛と輝いて、けれど、
少年には見えてなくて。



明るいオレンジの
髪をした少年、一護は
ただ唇を噛み締め、
繰り返される快楽に溺れぬよう
必死に耐えている。


一護の視界は黒い布で塞がれ、
両手は鎖で繋がれ、自由はない。


何でこんなことに
なったのか、一護は
考えるが、混乱した頭では、
正しいものも解らない。


「…な…で」



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