夢小説(ギャグマンガ日和)
□中世的なあの子と僕
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「なあ、金持ってんだろ?」
「さっさと出せよ!」
ああ...まただ。僕はいつもこうやって
不良に絡まれるんだ。
僕は力もないし、気が弱いから
頻繁にこういう良くない輩に絡まれてしまう。
ていうか早く行かないと学校遅刻するんだけど...
「何か言えよゴラァ!」
不良の一人が僕に殴り掛かってきた。
怖くなった僕は思わず目を瞑る。
しかし、いつまで経っても痛みは来ない。
おそるおそる目を開けると、僕の目の前には
ショートカットで少し背の高い女子生徒が
不良のパンチを受け止めていた。
『何してんだ』
少し低めの声でその女子生徒は
不良に尋ねていた。
不良は何も答えない。
不満そうな顔つきで、女子生徒を見るだけだ。
『何してんだって訊いてんだよ!』
女子生徒は不良の一人のみぞおちに蹴りを入れた。
あっけなく不良は倒れた。
側にいた他の不良が女子生徒に襲いかかるが
彼女は次々と彼らのみぞおちに蹴りを入れ、
ついにはその場にいた不良全員が倒れた。