夢小説(ギャグマンガ日和)
□ドS野郎の愛情表現
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真夏の太陽が照りつける朝、うだるような暑さに耐えながら、学校へと向かう。
『サキおはよー』
サ「さゆりちゃん、おはよー」
途中で親友の牛山サキに会ったので、
一緒に学校まで行くことにした。
彼女と他愛のない会話をしながら
門のとこまで行くと、突然背中に痛みを感じた。
誰かがあたしにぶつかったようだ。
曽「あ、すいません。見えなかったもんで」
と言ったその人はさっさと校舎に入ってった。
『河合ぃ〜!またてめえか〜!』
こいつ、河合曽良。あたしのクラスメート。
んで実はあたしの好きな人。
顔はめちゃいいんだけど、実は超ドS。
何故かあたしばっかりに意地悪してくる
わけのわからんやつだ。
他の女子にはそんなことしないのに!
何でこんなやつ好きになったんだろ...
『はぁ〜...あんにゃろぉ〜!』
サ「相変わらず仲いいねー」
とサキが笑顔で言う。
『はぁ!?どこがだよ!』
サ「ん〜?なんとなく。
そろそろ教室入ろ」
『(話そらされた!)』
そして、放課後(←早っ!)
曽「さゆりさん、ちょっといいですか」
『...何』
曽「いいからちょっと...」
あたしは河合に呼び出され、屋上へと連れていかれた。
また意地悪するつもりか!?
何て思っていたら、彼の口から衝撃的な言葉が発せられた。
曽「実は僕...さゆりさんのことが好きです」
.................................は?
『あ...あの...何かの冗談?』
っておそるおそる訊いたら、いきなり抱き締められた。
曽「冗談なんかじゃありません。本気です」
『え...じゃあ何で今まであたしに
意地悪してたのさ!』
曽「僕なりの愛情表現です。
で、どうなんですか、返事は」
『あたしも...好き...です...』
顔を真っ赤にしながら返事をすると、
普段無表情の河合が笑っていた。
んで付き合ってからは
意地悪はしなくなったが、
今度はやたらベタベタしてくるようになった。
これもこれで迷惑だけど...まいっか
END