青の祓魔師

□守るべきもの
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春。

暖かな太陽の光が部屋の中に差し込んで、透明な肌を映し出す。

キラキラと光るまつげまでも繊細に。


「兄さん。こんなところで寝てたの?
早く起きてよ、もう買い物行く時間…」

部屋のすみで丸くなって眠る燐を、雪男はさんざん探した後に発見した。

「…ん、、。
、、れが…まも…てや…る、、

、、ゆき、、お、、」


「!!」

〜 俺が守ってやる、雪男 〜

あれは、同じように日差しが柔らかくぽかぽかした初春の日のことだった。


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