創作物
□質問です。
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◆リクオ先生、質問です。
「なんだ?」
◆氷麗さんとの出会いは?
「あぁ、氷麗が入学式の前に転んだらしくてな、手当てで保健室に来たのが最初だな」
◆氷麗さんは生徒ですよね?何で好きになったんですか?
「何でって…そりゃぁ礼儀正しい、姿勢良い、慎ましい、可愛い、綺麗、家事上手、しっかりしてるはずなのに何処か抜けてて…とにかく!氷麗の全部が良いんだよ」
◆先生と生徒って恋愛禁止じゃないんですか?そのわりに結構堂々としてますよね?
「…だって公認だもん」
◆…どうやって?
「まぁ最初は俺が氷麗ばっかり可愛がってて、氷麗になんで私なんですか?って言われてなぁ、そこで告ってモノにしたんだ。それからしばらくして学年主任の鴉に見つかってな、色々言わせたぜ?」
◆でも今はそんなことなさそうですよね?
「だって婚約してるし、うちが旧家なのは知ってるよな、で氷麗の実家は華道の家元だから。親同士が決めた婚約者ってことになってる。だから堂々とイチャついても問題無し!」
◆…互いの実家を巻き込んだのですね
「だって俺の親父やじじぃは雪麗さんと昔から知り合いだったし、氷麗の母親に会って許しを貰うのは簡単だった」
◆そうですか、では最後に氷麗さんにお言葉を
「…今日こそは一緒に風呂入るぞ、隅々まで洗ってやるからな!」
◆あ、氷麗さんが逃げましたね
「何ぃぃ!?じゃあな、俺は氷麗とバスタイムだからこの辺で!」
走り去ったリクオ。
◆これでオープンな先生と生徒関係が解ったような…感じですね。
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何かわかんなくなってきたぞ…?氷麗ちゃんはきっと隣にいたんだね。今度は氷麗ちゃんに聞きましょう。