創作物

□リクオ先生
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夜若先生(保健医)×氷麗(女子高生)

コンコン

「どうぞ〜」

教員用の机で書類を眺めていたリクオは控えめに鳴った保健室の扉の音にに振り向かずに返事をした。

「失礼します。あの、リクオ先生…」

聞こえた優しい声にリクオは口元を緩め、席を立ち声の持ち主の元へ向かった。

「…氷麗じゃねぇか、どうした?また具合悪くなったか?」

よく貧血を起こす及川氷麗は、保健室の常連だったようでリクオも手慣れた様子で今だ入口で立ち止まっている彼女の手を引き中に招き入れた。

「あっ、えと…そのリクオ先生、首無先生から書類の追加を預かってきただけですよ?」

「そうか、ありがとな…だが、おめぇは体弱いんだから無理はするなよ」

そういうとリクオは氷麗を抱き上げると奥のベッドへと運んだ。

「きゃっ!ちょっリクオ先生!!降ろして下さい!」

「いいじゃねぇか、今週はまだ一回もイチャつけてねぇんだ。いい加減氷麗が足りなくて死にそうなんだよ」

「だ、だからってこんな!誰か来たりしたら…!」

どうやらこの二人、会話から察するに只の教師と生徒では無いようだった。

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