創作物

□婚約者な氷麗ちゃん 弐
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婚約者シリーズ 弐

「氷麗―!!」

「あら、リクオ様!!
いかがなさいました?」

リクオは氷麗と一緒に風呂に入ろうと、夕食後に時間を見計らって愛しの女を探し声をかけた。

「家事は終わったか?」

「あ、ハイ!これからお風呂でも頂こうかと思ってた所です」

ふわりと微笑んだ氷麗に、リクオは調度よかったと呟くと、氷麗の腰に手を回しその華奢な体をそっと抱きしめ、耳元で艶を含ませた声で呟いた。

「…一緒に、入ろう、な?」

「っ!?…んぁ、ふ…!」

耳元で呟くと、そのまま氷麗の紅く色づいた唇に口づけた。

リクオはちゅっちゅっ、と音を出しながら氷麗の唇を舐めたり吸ったりして彼女を煽っていった。

「ん…!はぁ、はぁ、もぅ!リクオ様!こんな廊下で誰かが見てたりしたら…!」

「いいじゃねーか、氷麗
…俺と、好いことしようぜ?」

氷麗はリクオの腕の中で上目使いで瞳に生理的な涙を浮かべながらも先ほどと違って妖艶笑みを見せた。

「好いことって…どんなことですか?」

急に雰囲気が変わった氷麗に、リクオはほくそ笑んだ。

「楽しくて、気持ちいいことさ」

氷麗はリクオの言葉にくすっと笑うと自らリクオの唇に触れるだけの口づけを落とした。

「優しくしてくださいね」

そう言った氷麗に、リクオは彼女を促し浴場へと向かっていった。
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