記念部屋
□8000hitリクエスト記念文
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「皆・・・今まで黙ってて、悪かった。俺は・・・・・妖怪だ、まぁ3/4は人間で1/4は妖怪っていう中途半端なんだがな・・・・・」
夜が明けたのだろう、そう言ったリクオの姿がゆらりとゆれると皆が見なれた昼の姿のリクオがいた。
「本当に奴良君が・・・主だったんだね」
「うん・・・ごめんね。騙すようなことをして・・・」
「・・・・・!謝るなんてしないでくれ、奴良君。君はこうして何度も僕たちを救ってくれたんだ!主を知ったことで妖怪がいることや、妖怪が悪い奴だけじゃないんだってわかったんだから!・・・・・それよりも、僕は奴良君の役に立ったかな・・・?」
「清継君・・・うん、うん。もちろんだよ!青に色々・・・」
「清継てめー!!なにさり気なく自分だけ頑張ったみたいな言い方してんだよ!!」
「そうだよ!あたしたちだって頑張ったんだからね!」
清継の言葉にキレた巻と鳥居の二人がギャーギャー騒ぎだすので座敷の空気は和やかなものになった。そんな中カナの視線とぶつかったリクオはカナと話そうと近寄った。
「・・・・・カナちゃん、ごめんねずっと黙ってて」
「謝らないで!わ、私の方こそ、あのリクオ君のこと妖怪だって知らなかったけど、妖怪のこと怖いとか嫌いとか言ってごめんね・・・!」
二人して謝り合っていることを見た氷麗はくすりと笑ってリクオを受け入れてくれた友人たちに感謝したのだった。