記念部屋

□8000hitリクエスト記念文
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座敷に通された清十字団はリクオを待っていた。そのリクオは今一座敷への障子を開けることが出来ずにいた。怖い、というわけでは無いだろうが、妖怪の姿だと勢いのある自分なのだが、もうすぐ夜が明けるからだろうか、人間の自分の感情が混ざっているのだろうか、受け入れてもらえる自信が出てこない。

「リクオ様・・・座敷に入らないのですか」

「つ、つららか・・・いや、入るぞ。うん」

人数分のお茶を用意してきたが、いつまでたっても部屋に入らないリクオに氷麗は笑顔を向けた。

「リクオ様・・・大丈夫ですよ。皆さんちゃんと理解してくれます。それに・・・・・私が、皆がついてるじゃないですか・・・ね?」

「氷麗・・・・・うん。頑張ってくるから・・・」

そう言って座敷への障子を開いた。そのあとに氷麗も続き清十字団にお茶を出した。







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