おはなし
□もっと君のこと(折虎)
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今日もイワンはウチに来ている
週に２〜３日だったのが今は週に４〜５日ウチに来る
疲れてる時はイワンの顔を見るだけで癒される
まだ俺に遠慮してるようなとこはあるけどだいぶ言いたいことを言うようになったと思う
夜も…
最初は手でやってやったけど…
今は口でしてやる
俺のも口でしてくれるけど…
まだぎこちない
そろそろ…とは思ってはいるんだけど
『虎徹さん？』
『おぅなんだ？』
『シャンプー終わったんですけど新しいのってありますか？』
『あ…忘れてた』
『じゃあ明日の買い物の時忘れないようにしなくちゃ』
とメモを書き出した
『イワン？それ…』
『買い物リストです トイレットペーパーも残り２つなんで買っておいた方がいいですよね？あと卵は明日安売りになってたはずなので あとビールも少なくなってるので…虎徹さん？』
『いや…よく気がつくなって思って』
『そんなことないです お邪魔して…お世話になってるし…』
『イワン？』
『はい』
『俺は世話してるなんて思ってねぇぞ』
『あ…』
『ま、いろいろ気がついてくれるのは助かるよ』
とイワンの頭をワシャワシャ撫でる
『な、イワン』
『はい』
『ウチに来るか？』
『はい？』
『一緒に住むかって言ってんだよ』
『えっ…』
真っ赤になって言葉詰まらせて…
やっぱかわいいなこいつは
『あっち引き払ってこいよ』
『いいんですか？』
『ダメならこんなこと言わねぇよ』
『そ、そうですよね』
『どうする？』
『はい！よろしくお願いします！』
『じゃあ明日は向こうの荷造りもしなきゃな』
『はい！』
『あ…これ』
とスペアのカードキーを渡す
『…』
『泣くなよ』
っとに…かわいいよなぁ
ホントにこいつのを俺に入れるのか？
ま、一緒に住めばそのうちそんな風になるかな
まだウルウルしてるイワンの頭をポンポンして抱きしめる
もっといい男になれ イワン
20110726