おはなし

□君が何かを企んでいても(兎虎)
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ドサッ

と目の前に置かれた箱


『バニーちゃん これ何?』
『玩具ですよ 虎徹さんと遊ぼうと思って』
『おもちゃ?』
『はい きっと虎徹さんも楽しいですよ』


なんで俺が玩具で遊ばなくちゃいけないんだ?
しかもバニーちゃんとなんて
対戦ゲームか?
パズルゲームみたいな頭使うやつは苦手なんだよなぁ
あ、アメリカンクラッカー!
あれは得意だったなぁ
俺が子供ん時の玩具とはだいぶ変わってんだろうなぁ
楓は女の子だから楓が何で遊んでるかなんて知らないけど

遊ぶのはともかくどんな玩具が入ってるか気になってバニーちゃんが箱を開けるのを待つ


『はい どうぞ』
バニーちゃんが意気揚々と開けた箱の中は

『なんだ?これ』
『何って玩具ですよ』
『これ玩具じゃねぇだろ』
『知らないんですか?大人の玩具って言うんです』


うっ
たしかにそう言うのは知ってるさ
でも遊ぶもんじゃねぇだろ


『ほらこれなんて虎徹さん似合いますよ きっと』
とバニーちゃんが手にしたのは…蝶?

『何?それ 似合うって?』
『つけてあげますから脱いでください』
『はぁ?』
『聞こえませんでしたか?脱いでくださいって言ったんです』
『なんで』

『早くしてください 僕に脱がしてほしいんですか?』

うわぁ脱がされるのはパス
仕方なくシャツを脱ぐ

『何してるんです?』
『は?』
『全部脱いでください』
『全部?』
『これはそういう玩具なんですよ?』


あぁそうか
大人の玩具って…
えっ?
ちょっと待て
まさか…


慌てて箱の中を覗く
『あっ…た』
男性器を模造したグロテスクなモノが


『何してるんですか?あぁそれが気に入ったんですか?じゃあ後で使いましょう』
『いや…それだけはやめて…』
『あれ?違うんですか?』
『あぁそれは使ってほしくない』
『残念だなぁ 僕のと同じ大きさなのに』


えっ?
なんか聞きづてならないこと言わなかったか?
バニーちゃんのと同じ大きさ?
口に入れられた時とか あんなデカくなかったぞ


『同じ?』
『えぇそうですよ あぁ虎徹さんは知らないですよね いつも入れる時目を閉じてるから』


んなの見れるはずないだろ!


『虎徹さんの中に入る時は いつもこれくらいです』


うそだろ…
どうりでいつも裂けるかと思うくらい痛いはずだよなぁ


『どうしました?やっぱり脱がしてほしいんですか?』
『いや!自分で脱ぐから』


仕方なく再び脱ぎはじめた

『もうちょっと色っぽく…僕を誘うみたいに脱げませんか?』
『無理!』
『つまらないですね』


バニーちゃんを悦ばせるために脱いでんじゃねぇ…よ?
あれ?
もしかしてバニーちゃんを悦ばせるために脱いでる?


『どうしました?』
『あ、いやなんでもない』


とりあえずあと1枚ってとこまで脱いだけど


『まぁそれでいいですよ こっちに来てください』

ソファーに座らされた


『じゃあつけてあげますね』

と、さっきの蝶を胸に…


えっ?
なに?


『いたっ!』
『痛いですか?もう1つです 我慢してください』

蝶がついたクリップで乳首を挟まれた


『ほら やっぱり似合いますよ 2匹の蝶が虎徹さんの胸にとまってます』

言いながら蝶を指ではじいた

『いっ…』

『次は何を使いましょうか』

箱を覗くバニーちゃんに

『これとっていい?』

と聞いてみる
ダメって言われるだろうけどさ


『ダメです』


やっぱり…


『次はこれです』

ってバニーちゃんが持ってるものがなんだかわからない


『何?それ』

『これはコックリングです』
『コック…リング?』
『えぇ、じゃそれも脱いでください』
『えっ?なんで?』
『だってこれはそこにつけるんですよ?』


って…ここ?
ちょっと待てよ


『バニーちゃん ちょっと聞きたいんだけど』
『はい なんですか?』
『それつけてどうすんの?』
『これをつけたら おしりにたくさん入れてあげます』
『何を?』
『ローターとさっきのバイブ あっアナルパールもありますよ』

んなこと嬉々としながら言うなよ

『これをつけると達きたくても達けないんで辛いかもしれないけど』

うっ…聞かなきゃよかった

『虎徹さんは達っちゃうと疲れて寝ちゃうことが多いですからね』


そ、それは悪いと思ってるよ
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