短編小説

□六角中テニス部のとある1日
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葵) おーいみんな!早く早く!!

サエ) 待てよ剣太郎!

樹) そんなに急いでも、貝は逃げないのね。

天) 磯に急ぐ…プッ!…っわ!!バネさんちょタンマ!

バネ) うるせーこのダビデが!!聞き飽きたぜ!

亮) そのツッコミにも飽きたけどね。クスクス…

葵) 早く行かないと、オジイが待ってるよ!

サエ) オジイも、どうして今日はテニスじゃなくて、潮干狩りにしたんだろう…

天) あ…サエさん。俺、その理由分かります。

バネ) 俺も。

亮) クスクス…

サエ) 本当に?何でなの?


3人) あさりのお味噌汁と、ハマグリが食べたいから。

サエ) ………。

樹) さすがオジイなのね。部活よりも食を選ぶ、最強なのね。

葵) みーんーなー!はーやーく!!

サエ) おっと…部長が呼んでるよ?

樹) 部活がない事に疑問を抱いていないのは、剣太郎だけなのね。

天) 潮干狩りが部活だと思ってる確率…100%だ。

バネ) 青学の乾かよっ!!

天) (つっこんでもらえた…

樹) 早く行ってあげるのね。そろそろ剣太郎が怒るのね。

サエ) そうだな。…全く、忙しい部活だよ。

バネ) まぁ、それが楽しいんだけどな。

サエ) あぁ。


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