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□『 LUNCH TIME PANIC 』 第3話  − TURNING POINT 番外編 −
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「んん…孝…輔、ちょ…っと…待……あっ」

 押し当てられる圧迫感に、頭では受け入れようと思っているのに、体は意志とは関係なく それから逃れようとして竦んでしまう。
 そんな相反する思考と行動に 俺自身が戸惑ってしまい、孝輔の胸に手を当て押し返した。

「悪い、待てない…」

 途端に、両肩がベッドに沈むくらいにキツく掴まれ、そのまま縫い止められるように押さえつけられると、孝輔はゆっくりと腰を進めてくる。

「はっ…あ、あ…や……痛…」

 押し入って来る昂りは容赦なく俺を押し広げ、その激しい圧迫感と痛みから無意識に逃げようとしても、押さえつけられた体はそれを許してもらえず、ただ耐えるしかなかった。
 体を繋げる時は、いつもこんな風に辛さの方が占める割合が大きい。

「奏多…大丈夫か?」

「平…気…」

 きつく目を閉じ、浅い呼吸を繰り返しながら孝輔を全部受け入れると、圧迫感は残ったけれど 痛みは和らいだような気がする。
 小さく溜息をつくと、頬を撫でられた。

「奏多…」

 俺を呼ぶ孝輔の声に目を開けると、至近距離で俺を見下ろす孝輔と目が合う。
 直後、額に孝輔のキスが降りて来た。

(出た、でこチューっ)

 そう思った瞬間、フッと笑いが漏れて、体の力が抜けた。

「…いいよ、孝輔…動いても」

 孝輔の首に手を回そうとしたけれど、それをやんわり押し返され 片方の手に指を絡め取られて しっかりと握られた。 そして、もう片方の手は……

「あっ…ん、ん……」

 もう、すでに一度 孝輔の口でイかされた、俺自身を包み込むように握ってきた。

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