Novel Library 4

□TURNING POINT Q&A
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 一人ウケる修斗の横でヒソヒソ話をする、孝輔、奏多、颯生、弘瀬

孝輔
「というか、大丈夫なのか その店は?」
修斗
「内臓とかって当たりやすそうだよね」
弘瀬
「フグ毒って、加熱しても成分は変わらない猛毒じゃん?」
奏多
「なんで木下の知り合いとかって、そういうヤバそうなのが多いんだろうな」
颯生
「言わないで。 尻拭いさせられる身としては聞きたくない現実だよ」

 耳を塞いでいやいや≠する颯生の後ろから、修斗が現れる

修斗
「酷ぇな。 颯生に尻拭いなんてさせたコトないだろ?」
孝輔、奏多、颯生
『自覚無いんだ…』
弘瀬
「ま、まぁ…颯生クンは これからも修斗のお世話を頑張ってくださいというコトで、次の質問に行きます」
颯生
「え!? ちょっと、それはどういう――」

 詰め寄る颯生を無視して司会進行する弘瀬

弘瀬
「それじゃあ、逆に嫌いな食べ物は?」
孝輔
「無い」

(一言かよ。 愛想ねぇな…)

奏多
「俺は山菜が好きじゃない。 特にぬめってるヤツ」
孝輔
「好き嫌いばっか言うな」
奏多
「弘瀬が聞くから答えただけだろ。 それにばっか≠ネんて言ってねぇよ、山菜だけだっつの」
弘瀬
「まぁまぁ、ケンカはそのくらいにして」
奏多・孝輔
『ケンカなんかしてねぇ』
颯生
「ハモった(笑)」
弘瀬
「仲いいねぇ〜(笑)」
奏多・孝輔
『……』
弘瀬
「それじゃ、修斗は? 嫌いなものとかあるの?」
修斗
「…真理子の手料理」
孝輔
「は? 真理子?」
奏多
「真理子って誰?」
颯生
「修斗のお母さん。 すごい美人のキャリアウーマンだよ」
孝輔
「へぇ…」
奏多
「おかんの手料理が嫌いって、どーゆーコト?」
修斗
「アイツは母親に向いてない。 つか主婦に向いてない。 アイツの料理なんて犬も食わないぞ、絶対」
孝輔
「母親の料理が嫌いって、お前普段何食ってんだよ」
修斗
「俺、メシのほとんどは颯生んちで食ってるもん」
奏多・孝輔・弘瀬
『えぇーっ!! 』
 
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