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□『 Cultural festival 〜折園シリーズ番外編〜 』 6
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「あ〜ぁ、またお預けかぁ」

 折口に背を向けてボタンをとめながら呆れ顔で振り返ったら、悪びれた様子も無く肩を竦めるている折口が見えた。
 この様子じゃ、少しも反省してないな。

「だから、場所を考えろよ。 だいたい、ここは岩井先輩のクラスなんだぞ? さっきの今でよく発情できるな、お前」

「俺らがこんなコトしてるの見せたら、アイツも諦め着くんじゃね? ホントしつこいから、アイツ…」

 折口が言うほど、俺は先輩にしつこくされた覚えは無いんだけどな。
 何を思ってそんな風に言うんだろう?
 そう言えば…。

「なぁ、さっき先輩と話してたの、あれ何の話なんだ?」

「ハァ? 何の話って、何が?」

「だから、先輩と話してただろ? 前にも言ったとか、あの時言ったとか」

 制服を直し終わった俺が折口の方に向き直ると、折口はようやく思い出したのか「あぁ…」とつまらなさそうに窓の外に視線を移した。
 運動場ではファイヤーストームを囲んだフォークダンスが続いてる。

「前に岩井先輩から同じ質問をされたコトがあるんだよ。 まだ3年が部活を引退する前だったと思うけどお前は園田の何なんだ?≠チて」

 え? そんなコトがあったのか?
 全然知らなかった。 というか、折口は一言もそんなコト俺に言わなかった。

「なんで、俺に言わなかったんだよ?」

「言うほどのコトでもないだろ? つか、言うのも変だろ?」

 そりゃ、そうかもしれないけど。
 でも折口はなんて答えたんだろう?
 もし俺達の関係を折口が暴露してたんだとしたら、先輩が俺に告るなんてコトは無かったような気がする。
 だとしたら、友達? 親友? 部活の仲間?
 俄然、折口の答えが気になり出した。
 
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