妄想から生まれた短編集

□短編集
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葉風ルークの日常

我が主の子息であるルーク様は、暇を見つけては庭師が整えている芝生の上で横になり、空を見上げている。
恐らく、屋敷にて軟禁と言う命を受けている為か外への憧れが大きいのであろう。
それを思うと、我らも歯痒く思ってしまう。
以前のルーク様と大分変わられたが、何もかもを受け入れて笑っていらっしゃるルーク様は大変お強いのだろう。
警護が我らの仕事ではあるが、
我等騎士団員や他の使用人達もルーク様が空を眺めている間は、
そっとお一人になられる様にしている。
本日も空に広がる音譜帯は平穏である。








「あ〜。自然と一体になるって、やっぱり気持ちいいんよ。」
彼等は知らない。
ルークの密かな趣味を...


ヤッパリ、始めはこんな感じで...
別に葉風ルークは、軟禁なんて気にせず、のんびりとゆるく生活しています。
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