私達の翼

□飲酒は計画的に
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克一「こんな時に聞くのもなんだけどさ

千早はどうしてパイロットの道を選んだんだ?」

千早「え、か、克一さんはどうしてパイロットに?」

克一「おぅふ、質問を質問で返すか

俺は………

ただ戦闘機が好きだからパイロットになった


それが理由だ」


千早「そうですか……

私はある人に会いたくて…

私の命の恩人で、私がパイロットを目指すきっかけとなった人です
その人に会いたくてパイロットになりました」

克一「へぇー、その人には会えたのか?」

千早「いいえ、まだです

そもそも名前も顔もわかりませんから

わかっているのは8年前の4月23日、日中戦争で○○市上空で戦っていたことだけ」

克一「ああ、俺もいたぞその時」

千早「え!?」

克一「俺がまだ新米パイロットだった頃だ

まだ亜空間システムが開発されてない時代でな

ミサイルの本数なんて6本前後だった頃さ



今でも鮮明に覚えているよ

爆撃機に体当たりをかました瞬間のことを」
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