私達の翼
□ある日の風景
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今日は何故か寝付けなかった
仕方ないので滑走路あたりを歩いていた
千早「んーーー!
風が気持ち良い
あ、言い忘れたけど
時間軸は破滅へのカウントダウンの少し前ね?
何言ってんだろ、私・・・・・
ん?・・・」
ブオオオオン!
ブオオオオン
パラリラパラリラパラリラ
ふと、静寂を切り裂きかん高い音をたてて何台ものバイクが、今は閉められているゲート付近にやって来た
数はざっと30
千早「暴走族か・・・」
私はあのような集団が嫌いだ
いや、正確にはあの音が嫌いだ
しかも今は夜中
午前2時を回ったとこ
迷惑以外何物でもない
私は少し注意しに行こうとゲートに向かおうとした
その時、宿舎から誰かが出てきた
千早「萩原・・さん?」